おどろおどろしいメリーゴーランド
2010年 12月 14日
せっかく天気も良かったので、ブリュッセルのクリスマスマーケットへ。
サンカトリーヌ教会の横の広場(小さいほう)に到着すると、そこには
メリーゴーランドがやってきていました。
このメリーゴーランドは、ちと変わっていて
こんな気持ち悪い魚とか・・・
謎の空飛ぶ人(人造人間?)とか
機械の鳥とか・・・
怖い乗り物がいっぱい。
中でも極めつけはこちら
床から這い出てきている人・・・
怖い・・・めちゃこわい。
(この人はめっちゃ不評で、見ていたうちで乗ったのはこの子だけで、後はいつも空で回っていました。
そりゃ・・・さすがにコレは怖いよ)
他にもこんな暴れ馬のようなクワガタとか・・・
ああ、かわいらしさはゼロです。
うーん、と見て通り過ぎようとすると、嫁からぼうやを乗せてみようと提案。
いやー、こんなおどろおどろしい雰囲気を醸しだしているメリーゴーランド、
ぼうやが乗れるわけないだろう・・・っと思うんですが、、、
まあ、ダメなら救出すればいいか!という軽いノリで
この飛行機(たまにはまともな乗り物もある)
に乗せてみる・・・うーん。ぼうやからは何の反応もない。
嬉しそうでもないし、嫌そうでもないし・・・こりゃどっちだ?っと思っていると
係りのおじさんがやってきて「チケットを出して!」っと言われる。
ええ!これ有料なんだ・・・この前のショッピングセンターに来ていたメリーゴーランドは無料だったし、
ここもみんな勝手に子どもを乗せていたから無料なんだと思っていた・・・
慌てて近くの窓口でチケット購入(一回2ユーロ)。
大人たちはみんな柵の外で待機(中で一緒に乗っても良いけど、周りの赤い通路部分では待てない)
うーん、ぼうやはなんだかぼーっと乗っている。
どっちだ?周ったら泣くのか?楽しくきゃっきゃっと乗るのか・・・
そしていざスタート!
ぐるーっと周って、俺たちの前に戻ってきたぼうやは・・・
あれ?右上のメカ鳥を眺めてる・・・
何周か周ったんですが・・・結局ぼうやは右上をぼーっと眺めていました。
ここのメリーゴーランド。結構な高速回転でして・・・もしぼうやが途中で泣き出したら・・・
とても救出不能でした。が・・ぼうやは泣くこともなく・・・笑うこともなく・・・
スタート時とほぼ同じ表情のまま終了。
あまり楽しそうじゃないので、怖かったんだろうなっと思って、お迎えに行くと
飛行機を降りた瞬間に泣き出すぼうや。
ええ!もっと乗りたかったの?!
じゃあ、もっと楽しそうな顔してくれればいいのに・・・
実はぼうやにとっては、降りるのは泣けてくるほど楽しかったらしいです。
仕方ないので一度、外に出て、もう一度チケットを買い、次の順番に向けて並びます。
(正確にはマシーンが止まったら、後は早い者勝ちで好きなものに座れるので、
並ぶと言うよりスタートラインで待つと言うほうが正しい)
さて、さっきは飛行機に乗ったぼうや。
パパとしては、次は別の乗り物に乗っているシーンを撮りたい!
でも、きっと見た目にキモイ乗り物は拒否されるから・・・
っと目をつけたのはこちらの機関車。
ちょうどイスの前にはハンドルみたいなものがあるので、きっと喜ぶだろう・・・
マシーンが止まるや否や、急いで機関車に駆け寄って、写真の撮りやすいポジションをゲット!
っと思ったら、、、ぼうや泣いてる・・・
どうもさっきの飛行機(ぼうやはぶーぶーと呼んでいたので車と勘違いしていた)が気に入っていて、
次もそれに乗れると思っていたらしい。
ごめんね。結局、飛行機に戻ったころには、別の子どもに取られていたので、
その回もあきらめて、もう一度順番待ち。
そして、次のターンで無事に飛行機をゲット。
でも、やっぱりぼーっと乗ってるぼうや。
今回はハンドルすら握ってないし・・・
でも、とりあえずパパとママがどこで見ているのかは認識できたぼうや。
一応、ぼーっとカメラ目線をくれます。
何周かするうちに、だんだん慣れてきたぼうや。
手を振ってくれた!
次の周も手を振ってる!
結局、ぼうやは一度も泣き出すことなく、じっと乗れました。
数ヶ月前までは抱っこから降りることはほとんどできなくて、
こんなところに一人では絶対に耐えられなかったのに・・・
うう、、、たくましくなったね!(元があまりに情けなかったという話もありますが・・・)
しかし、この二回目に飛行機に乗った時、最後に下ろしたら泣きそうになったぼうや。
でも、もう次の子がすぐ近くで待っていたので、涙をぐっとこらえていたそうです。
こうしてぼうやとのクリスマスマーケットはメリーゴーランドで幕を開けたのでした。
***今回の撮影メモ***
今回は暗い夕方に高速で周るメリーゴーランドでの撮影です。
回転中のメリーゴーランドの写真は、ぼうやをAFの焦点で追いかけながら撮る
流し撮りをしています。ぼうやにだけピントが合っていて、周りを流すのがポイント。
ぼうやの表情を撮れるように望遠もあると良かったんですが、この日は35mmまでしか持っておらず
ちょっと残念でした。
フラッシュは一切焚かず、まわりが程よく流れるように、ISO感度はあまりあげず、
そこそこスローシャッターとなるようにしています。
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