フランダースの犬の悲しい結末・・・
2010年 02月 23日
微妙に時間をもてあました我々・・・
せっかくなのでアントワープ近郊の街ホーボーケンにある、ネロとパトラッシュの像を見に行くことにしました。
ここアントワープはかの有名な「フランダースの犬」の舞台とされている街。
昨日も紹介しましたが、この絵の前でネロとパトラッシュは天に昇ったんです。
でも、有名なのは日本人にだけで・・・現地の人は全く知らないらしい。
しかし、あまりにもこの物語の舞台!と期待して訪れる日本人が多いためか、多少はそんな日本人のための記念碑的なものもいくつかある。
まずは大聖堂の中にあるステンドグラス的なもの・・・
「パトラッシュはネロのたった一人の友達でした」と書かれてるんですが・・・
これ・・・だれ?
その横にいる獣は?!こ。。。こんな怖い雰囲気じゃなかったはずですが・・・
さて・・・車に乗ってナビをホーボーケンにセット!
距離は大聖堂から約8キロというところ。車がないとちょっと行くのは大変な距離。
しかし、問題はここから。。。肝心な銅像の場所がわからん。
ガイドブックには小さく写真が載っているだけで、正確な場所が書かれていない。
(わざわざこんなところまで行くとは想定してないんだろう・・・)
しかたないので、街の中心部で車を止めて、足で探す作戦とする。
しかし・・・思ったよりも大きな町(というほどではないですが・・・)。
捜索が難航することが予想される・・・
同行者がお金を下ろしたいというので、ひとまずナビが指す町の中心まで200メートルというところで車を止めて、銀行のATMコーナーに入る。
で・・・待っている間にぼーっと外を眺めると・・・
ん・・・あれは・・・
まさにガイドブックで見たそのものの銅像!捜索開始・・・10秒で発見。
いやー、、、
想像以上だなぁ・・・これ。全く観光客もいないし。
とても見つけやすい雰囲気ではないし。
看板とかあるわけでもないし。
後ろなんて普通のお店だし・・・
一応、地面にそれらしきプレートが埋まってはいるが・・・
この寂しさ・・・本当に普通に住宅街というか・・・そんなところにぽつんと置かれた像。
「フランダースの犬」の大ファンの人とかで、これを楽しみにここまで来ちゃった人は・・・相当がっかりでは?!
日本人向け世界三大がっかり名所に登録しても良いのでは?!
せっかくなので後姿も載せておきます。
きっとこんな写真が見れるのは世界でも数少ないことでしょう・・・
なんて悲しい結末。
こうして俺の「フランダースの犬」の舞台の探索はひっそりと終わりました。
もう、きっとフランダースの犬にまつわるものは無いことでしょう。
思う存分ネロとパトラッシュを堪能して車に戻る途中。
銅像から数十メートル離れた場所の看板が気になった。
犬の絵が描かれている。これまでに見たどのパトラッシュとも似ても似つかないが・・・
一応なぁ。
犬だしなぁ。。。
ひょっとしたら何か関係あるかもなぁ。。。
犬だし・・・
ということで近づくと!
でたーーー
レストラン「パトラッシュ」
ついに便乗している店を発見。
しかし、まさかあの犬の絵でパトラッシュとは・・・原作を知らんのか・・・そういうアレンジなのか・・・適当なのか・・・(たぶん最後のが正解)
本当の衝撃はこれから!
えーっと・・・ネロと犬忠ットラパ・・・
まあ、知ってるから読めるけど・・・これは・・・いままで見てきたインチキ日本語の中でもトップクラスだ。
あまりのひどさに爆笑する俺。だって、上から下から蚊取り線香のような書き方だし、、、パトラッで終わってるし。シュは?どこに忘れた?
店内にはベルギーの皆様が普通に食事を楽しんでいましたが・・・そこをニヤニヤしながらでかい一眼レフで外からバンバン写真を撮る俺。その俺を「なんだアイツは?!」的な目で見るお食事中の皆さん。
この看板みるだけでもホーボーケンに来る価値が・・・・・・・さすがにそこまでではないか。
せっかくだからここでメシ食えばよかったなぁ。
ベルギー在住のみなさん・・・どうですか?レストランパトラッシュ。
誰か行きましたら(もしくは行ったことがあれば)、レポートお待ちしています。
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