ベルギーでの生活や、周辺国への旅行を写真を中心に紹介


by BelgianWaffle

アンテロープキャニオン フォトツアー

冬休みアメリカ旅行記の続き

わざわざ5年ぶりに訪れたページの街。

ここで5年前にやり遂げられなかったことがあって、
それを成し遂げることが今回の旅行のハイライト(の一つ)。


これが楽しみすぎて朝日の出前に目が覚めたくらい。。。



この日はとあるツアーを予約していたのでした。
砂漠の中を走ること約5分。到着したのはこんな岩場。
アンテロープキャニオン フォトツアー_c0187779_8115860.jpg




その中は水が岩を削って出来た幻想的な場所
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アンテロープキャニオン。
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ここはネイティブアメリカンのナバホ族の居留地内なので、勝手に見学はできません。
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かならずガイド付きのツアーに参加しなくては入れない場所。

ツアーは1時間の一般コースと、2時間の撮影コースとある。
ここの撮影はかなり難しいと予想、だったら時間も長いし撮影コースに是非とも参加したい。
でもぼうやを連れて行くと、他の人に迷惑になるかもしれないし・・・

悩んだ結果、まずは一人で撮影ツアーに、次の日に家族で一般ツアーに参加することにしたわけです。



でもこの判断は正解でした。
ここの撮影はめちゃくちゃ難しい。


まず狭い岩の割れ目なので、中はすごく暗い。
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こうやって撮っていると明るく見えますが、シャッタースピードはどれも1秒以上。
三脚立てないとまともには撮れません。


さらにここには沢山の観光客が来るので、この内部はものすごい人でごった返している。


だから、三脚立てて撮っている間に人が通ると・・・
アンテロープキャニオン フォトツアー_c0187779_812550.jpg

こんな写真になっちゃう。

撮影ツアーでは一人のガイドにお客は8人(一般ツアーは25人くらい)と少ないので、
ガイドさんが他のお客をせき止めて、なんとか人のいない空間を作ってくれる。

でもそんな時間はごくわずか。
アンテロープキャニオン フォトツアー_c0187779_8131340.jpg

無人のアングルが出来ている時間は10秒くらい。
その間に三脚を立てて、カメラの設定を決めて、3秒とか10秒とか人が来ないことを祈りながら
撮り続ける。



2時間のコースで、まともに無人の風景が取れたのは数えるほど。
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上を向いて撮れば人はまず入らないけど・・・太陽の光が強すぎてあまり綺麗じゃない。
アンテロープキャニオン フォトツアー_c0187779_8133856.jpg

ガイドさんは必死に、ここで撮ると良いとか教えてくれるんですが・・・
そのほとんどが岩の形や、岩の陰が何かに見える場所。
上の写真はイルカが見えるとか、言っていた気がするけど・・・正直興味なし。



やっぱりここではこんな写真が撮りたい!
アンテロープキャニオン フォトツアー_c0187779_814765.jpg




ここアッパーアンテロープキャニオンは全長150メートル程度。

通り抜けちゃうと、外にでる。
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この綺麗な岩肌は、まともに日光に当たると、あまり綺麗には見えないのが不思議。




アンテロープキャニオンの写真と言って、よく出てくるのの一つがこんなの。
アンテロープキャニオン フォトツアー_c0187779_8134713.jpg

これ・・・実はインチキですわ。。。

別に常時、砂がさらさら流れているわけも無く・・・
ガイドさんがこの岩の上に大量に砂を手ですくってかけて、
それをみんなで撮影する。


そして。もう一つ有名なのはスポットライトのように光が差し込んでいる写真ですが・・・
これは太陽が真上にくる夏だけ。しかもそれもガイドさんがわざと砂埃を作って
光の筋を見えるようにしているんだとか・・・



そんな小細工なしでも、ここは十分に幻想的なんだけど。
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おまけ
実際のキャニオン内の様子。
アンテロープキャニオン フォトツアー_c0187779_8142666.jpg

ほぼ、どこもかしこもこんな風景。一般ツアーだと25人の団体で動くから、無人の風景なんか撮れるわけがない・・・


撮影情報
このキャニオン内は砂埃がすごいので、レンズ交換は危険。
コレ!と決めた一本のレンズで撮るか、カメラ本体を2台持っていくしかないです。

この時は16-35mmの超広角レンズを使いました。
キャニオン内はすごく狭いので大体16mmで固定。

内部の明るさは場所によって様々だけど、暗い場所だとISO400、F=2.8でもシャッタースピード1秒以上。
三脚は必須です。

内部ではフラッシュはあまり使わないほうが綺麗に撮れます(かつ、使うと他人に迷惑です)。




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by BelgianWaffle | 2013-02-05 08:54 | アメリカ