伝説は伝説のままが良い
2009年 12月 11日
本場アメリカで初のNBA観戦をする直前。
NYへ飛ぶまさに前日の金曜日。
お隣の町アントワープでNBAに関する夢のようなイベントへ行っていました。
それはNBAの(元)スーパースター達と、我らがベルギーのスター達によるバスケットの対戦。
ちょうど10年前くらいに活躍していたNBAプレーヤー5人+SBA(ストリートバスケ)のメンバーからなるアメリカンレジェンドを率いているのはこの人。
デニス・ロドマン(カメラをいっせいにむけられている後姿の人)
現役当時は、練習遅刻したり、髪の色が毎日変わったり、いろんな話題を振りまいてくれた人。
でもリバウンド王何度も取っている、その分野ではスペシャリスト。
そして、NBA史上最も背の低いプレーヤー。
タイロン・マグジー・ボーグス(ボール持っている人)
さらにこちらも本当にオールスターなんかにも良く出ていた
ティム・ハーダウェイ(真ん中にいる白赤のユニフォーム10番)
そして、トレーシーマレーともう一人というメンバー。
つまり本当に伝説級のマジック・ジョンソンとかマイケル・ジョーダン級ではないものの、確かにその時代ではトップクラスのスター達。
もう引退から10年ほど経ち、40代・・・だよなぁ。。
対するベルギーチームは・・・すみません。全く分かりません。現役なのか、かつての英雄なのか・・・
とにかくそんなメンバーで始まった夢の試合。
NBAのレジェンド達は・・・
やはり伝説のままが良かったのに・・・
もう動きには切れもなく、ひたすらスリーポイントシュートを打つだけ。
シュート率も悪いし・・・現役と変わらずすぐにシュートするハーダウェイ。
現役時代は鋭くゴールしたまで切り込んだものですが・・・
肝心のロドマンも2・3度ボールに触っただけ・・・
貴重なロドマンのリバウンドシーン(ボール持っている後姿)
走るのが相当つらそう、というかかったるそうでした。
それでも接戦だったのは、やはりNBAスター達の底力か・・・でも迫力もないし。グダグダ。
まあ、あのスター達を生で見れただけでいいか・・・と会場中が思い始めていた頃・・・
アメリカチームはメンバーチェンジ。
現役を引退して10年も経つおじ様たちのバックアップには、SBA所属の数名が居る。
はっきり言って、それほど有名でもない彼らだが・・・やはり本場アメリカでバスケでメシを食っている人達。
(SBAとはStreet Basket Ball Assoisationとのこと。プロなのかどうかは詳細不明ですが)
彼らのベルギー代表との力の差は圧倒的
スピード・パワー・テクニックどれをとってもすごい。遠くから見ていてもその迫力は本物。
もう、ほとんどの攻撃がダンクかアリウープという始末。
(アリウープ:一人がボールを投げて、もう一人が空中で受け取ってそのままダンクする大技)
こういうのは実力が拮抗しているNBAの試合では見れない。
正直次の週に見た、本物のNBAよりもこっちのほうが面白かったかも。
アメリカのプロのすごさをまざまざと見せ付けられた夜でした。
そして、”あの人は今”的なノリで見せていただいたかつてのスター達にも感謝。
予想以上に良いイベントでした。でも、伝説は伝説のままの方がよかったかも・・・
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