グランドキャニオンの星空
2012年 01月 21日
それは満天の星空で、星がぐるぐる回っている写真を撮ること。
これをやるには本当に真っ暗な場所で、晴れて風の無い日に、三脚を立てて最低でも10分くらい
シャッターを開く必要がある。
が・・・世の中、本当に真っ暗な場所ってなかなか無いもので、絶好のチャンスってのは少ない。
アメリカを旅していると、そんな真っ暗な世界に遭遇するチャンスが多い。
グランドキャニオンはそんな真っ暗な世界で星空を撮るのに適した場所。
ということで、ぼうやが寝た後で三脚を持ってヤバパイポイントへ。
ロッジからヤバパイポイントの駐車場までは車で10分程度。
駐車場に到着。車のエンジンを切ると、本当に真っ暗。
そこから展望台までは歩いて5分。
が・・・この5分が結構怖い。
本当に真っ暗だと、下手に懐中電灯があると、その光で目がくらんでイマイチ前が見えない。
これだけ何も見えないと、周りの茂みに何か潜んでいるんじゃないか?って気がしてくる。
こんな時間にここに来る人は誰もいないので、なにかあったら誰も助けてくれない。
こんなところを一人で歩いていると、本当にUFOにさらわれるかもなぁ・・・などと
考えながら展望台に到着。
そこから見るグランドキャニオンは・・・本当に真っ暗。
なんにも見えない。谷底が見えないのは当然ですが、どこからが崖なのかも分からないくらい。
懐中電灯を消すと自分の手も見えない・・・。
頼みのお月様はとっくに沈んでしまっているし。
こうなるとグランドキャニオンが写らずに、ただの星空の写真になってしまうかもしれない。
しかも夜のグランドキャニオンは結構冷え込む。
この日の気温はマイナス1℃。
そんな寒くて暗くて・・・の場所で、まずは2分のシャッタースピードで試し撮り。
谷もうっすらと写っているけど、現場では写っているとは気がつかなかった。
(光の線は飛行機。結構飛んでます。)
もう少し設定を変えて今度は10分のシャッターで撮影。
真っ暗なグランドキャニオンの展望台のベンチに座って待つ5分。
暗すぎてカメラがあるかどうかも見えない。
そうして撮れたのがこの写真。
なんとか谷の形も見える。
が・・・これも現場では写っていることには気付けず、こりゃダメだと諦めて撤収したのでした。
もう少し頑張ればよかったなぁ・・・
でも、このあたりには結構大きい山猫が(極極稀に)出没するらしいので、
食べられなくて良かった。。。
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