死にそうな初日
2009年 02月 10日
この一週間・・・いろいろな事件がありました。
ブログのネタには事欠かない今日この頃・・・
こっちに来る前に住んでいた日本の家に比べて面積が一挙に3倍。
前の家が狭かったってのもあるけど、一気に三倍とは・・・
さて、先週の月曜日に船便の搬入。
朝起きると・・・
大雪・・・
げー、これで引越しなんてできるのか?
いきなり不安。
今回の家、日本式に言えば5階になります。
こっちでは引越しではエレベーターは使わず(使用禁止だそうだ)、
こんなリフトを使います。
コレにダンボールを乗っけて、一気に上に運ぶ。
おお!っと見ていたら、途中から箱に知らない人の名前が・・・
トラックの大半が違う人の荷物だったらしい。
さすが、ベルギーいい加減だ。。。
引越し屋さんがうちの荷物を取りにいっている間に、係りのおじさん(ベルギー在住の日本人)と世間話なんかしながら、搬入できた分の箱を開ける。
この箱の開封が本当に大変。なにしろでっかいダンボールにぎっしり物が詰まっている。緩衝材・梱包材(プチプチできるビニールのやつね)もふんだんに使われている。
ごみの量が半端じゃない・・・
2時間ほどしてうちの荷物を積んだトラックが無事に到着。
どんどんと運び込まれるダンボールたち。
その数76個。事前に自分でテレビとかパソコンとか買っていたし、かつての3倍の面積を誇る広いおうちもあっと言う間にダンボールと、ごみに埋め尽くされる。
この大量の荷物から、今日の生活に必要なもの(ホテルでは使わないけどアパートでは必要なもの)を探し出さなくてはいけない・・・
もちろん一人だし。
さて、この船便の日の朝は、電気とガスの業者が来て開通作業をしていった。電気は無事に点き、水道からもお湯が出るようになった・・・が、暖房が効かない。
こっち(ベルギーだけでなくスウェーデンも同じだが)では、暖房はボイラーでお湯を沸かして、家中を循環させる。いわゆるオイルヒーターみたいな感じ。
この壁についている白い塊が温かくなります。
これが暖かくならない。不動産屋(日本人+ベルギー人)や、引越屋(日本人+ベルギー人)がいろいろと設定を見てくれたが、やっぱり直らず、2・3日業者を待つことになった。雪の降るほど寒い日に暖房なし・・・しょうがないので閉店時間直前のスーパーでコンセントをさすだけの電気式暖房器具を購入。こういうときって無駄に広い家だと苦労する。。。。
スーパーから帰り、飯を食う。
まずは電子レンジの捜索・・・これで約30分。新品のオーブンレンジを日本から送ったので、その箱を開けるのに約15分。日本製品なので変圧器を使う必要があるが、これが見つからない。。。この捜索に約1時間。レンジでチンするだけの飯を食うのに約2時間もかかるとは・・・
ヘロヘロになって飯を食い終わり、風呂に入ろうとすると・・・
げげ!
さっきまで出ていたお湯がお風呂の蛇口から出なくなった。
台所ではお湯がでるが・・・
やばい。風呂に入れない。
暖房を直そうとボイラーの設定をいろいろ変更したのがだめだったみたい。すでに時間も遅いから誰かを呼んだり、誰かの家で風呂を借りるのも気が引ける。
仕方がないから、お風呂に半分くらい水を張り。そこに台所で沸かした熱湯を入れてお風呂にすることにした。
たぶん一時間くらいあれば、できるだろうと・・・
これが甘かった。
まずはダンボールからやかんを探す。
引越のダンボールにはなにを入れたかを書いたリストがあるんだが、これを適当に書いたため、調理器具一式と書かれたダンボールが4つほどある・・・このなかからやかんを探すのに一苦労。
さらにこっちのコンロ。電気式なのでお湯をわかるのにとてつもなく時間がかかる。
さらに台所とお風呂は家の中でもっとも遠い位置にある。
お湯を持って移動するのにも結構遠い。
さらに暖房がないので、浴室内は冷え切っている。
お湯がどんどんと冷えていく・・・
結局2時間ほどかけて、お湯を張り。入ってみたが。。。
寒い。すでにぬるま湯だし、お湯の外も寒い。
本当に風邪引くかと思った。
そんなこんなで、引越初日はすぎていったのであった・・・