ベルギーでの生活や、周辺国への旅行を写真を中心に紹介


by BelgianWaffle

死にそうな初日

引越しも無事終わり、ネットも開通しまして、ブログ復活です。

この一週間・・・いろいろな事件がありました。
ブログのネタには事欠かない今日この頃・・・



こっちに来る前に住んでいた日本の家に比べて面積が一挙に3倍。
前の家が狭かったってのもあるけど、一気に三倍とは・・・

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さて、先週の月曜日に船便の搬入。

朝起きると・・・




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大雪・・・


げー、これで引越しなんてできるのか?
いきなり不安。


今回の家、日本式に言えば5階になります。
こっちでは引越しではエレベーターは使わず(使用禁止だそうだ)、


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こんなリフトを使います。
コレにダンボールを乗っけて、一気に上に運ぶ。



おお!っと見ていたら、途中から箱に知らない人の名前が・・・
トラックの大半が違う人の荷物だったらしい。
さすが、ベルギーいい加減だ。。。


引越し屋さんがうちの荷物を取りにいっている間に、係りのおじさん(ベルギー在住の日本人)と世間話なんかしながら、搬入できた分の箱を開ける。


この箱の開封が本当に大変。なにしろでっかいダンボールにぎっしり物が詰まっている。緩衝材・梱包材(プチプチできるビニールのやつね)もふんだんに使われている。
ごみの量が半端じゃない・・・


2時間ほどしてうちの荷物を積んだトラックが無事に到着。


どんどんと運び込まれるダンボールたち。
その数76個。事前に自分でテレビとかパソコンとか買っていたし、かつての3倍の面積を誇る広いおうちもあっと言う間にダンボールと、ごみに埋め尽くされる。


この大量の荷物から、今日の生活に必要なもの(ホテルでは使わないけどアパートでは必要なもの)を探し出さなくてはいけない・・・

もちろん一人だし。


さて、この船便の日の朝は、電気とガスの業者が来て開通作業をしていった。電気は無事に点き、水道からもお湯が出るようになった・・・が、暖房が効かない。


こっち(ベルギーだけでなくスウェーデンも同じだが)では、暖房はボイラーでお湯を沸かして、家中を循環させる。いわゆるオイルヒーターみたいな感じ。

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この壁についている白い塊が温かくなります。

これが暖かくならない。不動産屋(日本人+ベルギー人)や、引越屋(日本人+ベルギー人)がいろいろと設定を見てくれたが、やっぱり直らず、2・3日業者を待つことになった。雪の降るほど寒い日に暖房なし・・・しょうがないので閉店時間直前のスーパーでコンセントをさすだけの電気式暖房器具を購入。こういうときって無駄に広い家だと苦労する。。。。

スーパーから帰り、飯を食う。

まずは電子レンジの捜索・・・これで約30分。新品のオーブンレンジを日本から送ったので、その箱を開けるのに約15分。日本製品なので変圧器を使う必要があるが、これが見つからない。。。この捜索に約1時間。レンジでチンするだけの飯を食うのに約2時間もかかるとは・・・

ヘロヘロになって飯を食い終わり、風呂に入ろうとすると・・・


げげ!

さっきまで出ていたお湯がお風呂の蛇口から出なくなった。
台所ではお湯がでるが・・・


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やばい。風呂に入れない。
暖房を直そうとボイラーの設定をいろいろ変更したのがだめだったみたい。すでに時間も遅いから誰かを呼んだり、誰かの家で風呂を借りるのも気が引ける。


仕方がないから、お風呂に半分くらい水を張り。そこに台所で沸かした熱湯を入れてお風呂にすることにした。

たぶん一時間くらいあれば、できるだろうと・・・

これが甘かった。

まずはダンボールからやかんを探す。
引越のダンボールにはなにを入れたかを書いたリストがあるんだが、これを適当に書いたため、調理器具一式と書かれたダンボールが4つほどある・・・このなかからやかんを探すのに一苦労。

さらにこっちのコンロ。電気式なのでお湯をわかるのにとてつもなく時間がかかる。

さらに台所とお風呂は家の中でもっとも遠い位置にある。
お湯を持って移動するのにも結構遠い。

さらに暖房がないので、浴室内は冷え切っている。
お湯がどんどんと冷えていく・・・

結局2時間ほどかけて、お湯を張り。入ってみたが。。。
寒い。すでにぬるま湯だし、お湯の外も寒い。
本当に風邪引くかと思った。


そんなこんなで、引越初日はすぎていったのであった・・・
by BelgianWaffle | 2009-02-10 06:21 | ベルギートラブル編